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秘書のおすすめ本@マチネの終わりに/平野 啓一郎 著

皆さまこんにちは。
9月に入って秋晴れとはいかず、関東はどんよりとした曇り空です。

また台風。また雨。
西日本はもちろん、来週前半は関東も台風が心配ですね。

そんな天気の良くない日にわたしがすることと言ったら、
ゆっくりドリップコーヒーを淹れて、心地よい音楽を流した空間で読書。

もちろんお気に入りのカフェや本屋さんに行ってもよいのですが。
のんびりとした時間を過ごすことにしあわせを感じます。

さて、先日ご紹介した「マチネの終わりに」、
今日ついに完読致しました。

マチネの終わりに 平野啓一郎

天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。
深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。

出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。
やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。
芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。―――Amazon 内容紹介より

若い頃の勢いのある愛ではなく、
切なく苦しい、そして思慮深い、相手を思いやる大人の愛。
思いがすれ違うほどに胸が締め付けられます。

やるせない気持ち、昂る気持ち、息苦しい気持ち、
そしてクライマックスになると、読んでいるこちらまで高揚するほどの緊張感が。

思いが通じるのかどうなのか?
待ちに待った場面が来たと思ったところで幕が閉じました。
もちろん、読んだ後は放心状態です。

もうはるか昔のことですが、私は音楽を突き詰めて勉強していたことがあり
ギタリスト蒔野とその周りを取り巻く環境や、演奏家ならではの孤独、苦悩が
細かくていねいに描かれていて、共感できるポイントがたくさんありました。

そして、読んでいるあいだ、アランフェス協奏曲の第2楽章が
どこか遠くの方から聴こえてくるような感覚。

読んだ後に知ったのですが、CDも出ていたのですね。 

この本を読んでいる途中、アランフェス協奏曲がどうしても聴きたくなり
大好きなパコデルシアのCDをひっぱり出して聴きました。

世の中の悲しみや喜び、だれもが持つ孤独。

パコデルシアのギターを聴くと心の琴線が揺さぶられて、
自分の過去が静かに思い出されます。

ぜひ聴いてみてくださいね。

さて、最後に。
「マチネの終わりに」で印象に残った言葉をご紹介します。

未来は常に過去を変えている

この言葉は、物語の要所要所で出てきます。
変えられるのは未来だけではない、時間の経過と共に、過去も変わりつつある。

この言葉に納得し、救われ、自分らしく生きていかなければならないと
心の中で強く思いました。

 

ところで、この「マチネの終わりに」は来年映画化されるとのこと。

天才ギタリスト蒔野を福山雅治さん、通信社記者の洋子を石田ゆり子さんが
演じるとあって今からとても楽しみです。

また映画が公開される頃、あらためて「マチネの終わりに」の
記事を書いてみたいと思います。

以上、秘書のおすすめ本でした。